
ドンキホーテHDの大原孝治社長は、カリスマ実業家として有名です。略歴としては1993年にドン・キホーテに入社し、当初第1号店の府中店のコーナー担当者でしたが、木更津店などの店長を経て、1995年には取締役第2営業本部長、2005年には株式会社リアリット代表取締役社長まで上りつめます。2009年には日本商業施設株式会社社長、そして2012年にドン・キホーテ社長に就任、現在はドン・キホーテの子会社、ドイト株式会社の代表取締役社長を務めています。一売り場の担当者から次々に立場をステップアップし、複数の社長を歴任した手腕は特筆すべきものがあります。彼の持論である「お客さまの目線に立てない限り正解は見つからない、自店の常識は地域の非常識」という言葉は、十分な実績を伴ったものですから重みがあります。顧客第一主義を実践するだけでなく、変化に素早く対応することも重要であると考えています。そんな彼は、アメリカの流通大手ウォルマートが西友を手放すというニュースに対し、本当に売りに出されるということなら興味を持っていると述べています。理由は今では簡単に入手できない好立地条件の場所が多数あることと、その人材にも興味があることのようです。大胆に店舗の運営を行い、引き際も素晴らしい運営を活かして、これまで数々の常識を覆し、結果を収めてきた大原孝治社長の言動には目が離せません。
大原孝治社長や流通業界の動向が気になる方は要チェックです。